花粉症はストレスによって症状が重くなるといわれています。花粉症の症状を和らげるストレスを解消法についてご紹介します。
花粉症にストレスは大敵です。ストレスは多くの病気の原因となりえますが、花粉症も例外ではありません。心理的なストレスによって、花粉症などのアレルギー症状が発症したり、既に発症している症状の経過に悪影響を及ぼす性質があることが知られています。極端なことを言えば、バラの花粉をアレルゲンとするアレルギー患者(この例は花粉症ではなく気管支喘息)に、造花のバラを見せたところ、発作を起こしたという例が古くは19世紀に報告されています。これは極端な例ですが、ストレスが抗原(アレルゲン)と類似した働きをすることがあるということがわかると思います。花粉症などのアレルギー症状は、免疫機能が花粉などの抗体(アレルゲン)に対して過敏に反応して自分自身を傷つけてしまうというメカニズムが働く現象ですが、心理的ストレスを感じることによっても、アレルゲンが体内に侵入したときと同じような免疫過剰反応を起こしてしまい、ヒスタミンなどの化学物質を過剰に分泌してしまうことにより、アレルギー症状が発生するというわけです。このため特に花粉症の人はストレスを溜めないように、普段から心がけておきましょう。
ストレス解消や予防に、花粉症の人が簡単にできる一番お勧めな方法は、「笑う」ということです。別におかしくなくても「笑う」のです。初めは難しいかもしれませんが、慣れてくるといつでも簡単にできるようになります。できれば声に出して笑うことが一番効果的なのですが、周囲の目があるときなどは、笑顔を作るだけでも全然違います。おかしくなくても、笑う動作をしていると、不思議なことに心も明るくなったりプラス思考になって、花粉症の大敵であるストレスの予防や解消につながります。これは「ユーモア療法」といって、がん治療にも採用され効果を発揮しています。へたな内服薬を飲むより副作用の心配が無くてずっと良い場合もあります。但し花粉症の症状の重い人は民間療法で片付けるのは危険ですので、必ず病院で医師の指示に従いましょう。他に花粉症の症状を和らげるためにストレスを解消する方法としては、もし趣味などがあれば、自分の好きなことに没頭してみたり、簡単な体操でも良いので体を動かしてみるのも有効と思われます。
他には、アロマセラピーやお香を炊いてリラックスしてみるとか、花粉症に効果のあるといわれる種のハーブティーなどのお茶を楽しむことも効果的です。また、仕事など何かを始める直前の腹式呼吸も良いでしょう。この場合は空気清浄機で花粉をシャットアウトしてからおこないましょう。睡眠を充分にとることも、花粉症の症状を悪化させないためには重要なことです。睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、それが心理的にも肉体的にもストレス過多につながり、花粉症を悪化させかねません。遅くても24時までには寝るようにしましょう。花粉症の季節は楽しいはずの行楽の季節でもあります。春はスギ花粉、秋にはブタクサ。他にもたくさんあります。せっかくの春や秋を暗い気持ちで過ごさないようにするためにも、ストレスを貯めこまないように、自分なりのストレス解消法をみつけることが大切ですであり、自分でできる花粉症対策といえます。花粉症は世代を超えて幅広く患者がいます。そのなかでも、花粉症は免疫力も体力のある働き盛りの世代に患者数が多いと言われていますが、高齢者も少なくないので、すべての世代が、ストレスのない生活で花粉症の症状を抑えて楽しく過ごしましょう。